「震災、ひとりの夜」…続きです。
地震が起きたのが深夜
誰かに連絡する術もなく、停電で情報もなく、土地勘もなく…
建物の中でたった1人…私は諦めて、眠りにつきました。
早朝、ドアをノックする音で目覚め

乱雑な床をまたぎ歩き、玄関を開けると…
そこには、スーツ姿の見慣れぬ男性が立っていました。

だ...れ…??

停電で、マンションエントランスのオートロックが解除されていて
ここまで上がって来れたそうです。

旦那の同僚さんが、心配して様子を見に来てくれたのです!
私は、スッピン+ボサボサ頭…顔も洗ってないという恥ずかしい姿。。

自分も家族がいて、小さいお子さんもいて、停電で大変なのに…
わざわざ、旦那に家の住所を聞いて、探してくれたそうで…。゚(つД`)゚。
わざわざ、旦那に家の住所を聞いて、探してくれたそうで…。゚(つД`)゚。
な…なんて、いい人…
私が携帯を持ってないせいで、迷惑をかけてしまいました。
ただただ有難く…「私を気にかけてくれる人がいた…」と、塞いだ気持ちに光が差しました。
その日、出張から戻った旦那は、普通に残業までこなして(おいぃ~!)
夜遅く帰宅しました。

聞いてみました。

けろり♪

そんな漫画みたいな展開...

ムリでした。
旦那は営業マン…(´-ω-`)

仕事第一…な、彼らしいです(笑)
(前に書きましたが) 区のガスが復旧完了した際も
新築のせいで、誰も住んでないと勘違いされ、うちのマンションだけ未復旧。
よく考えたら、窓にカーテンもなかったので (←震災でお店が開いてなかった)
仕方なかったかな、と思います。
誰にも知られない…それって物悲しく、恐ろしいと感じました。(∩´﹏`∩)
今はスマホを持ち、地震の時はTwitter等でお声がけして貰えたり…本当に有難いです。
地震から2週間後の桜

コメント
コメント一覧 (2)
ママさんのお話がホッコリ可愛くてお気に入りなんだけど、読み進めようと思ったキッカケが、このSさんの礼儀正しさの記事だったので、この記事に初コメ…。
またたまにお邪魔します♪
母の話を気に入って読んでくださったとのこと…嬉しいです✨
震災の時の記事をきっかけに沢山読んで頂いたのですね♪
あの時はSさんの優しさに救われました。
もう、かれこれ13年前になりますが…Sさんは途中転勤もありつつ、今も夫の良き相談相手、信頼厚い同僚さんで居て下さっています。
ぜひ又、お気が向いた時に遊びに来て下さい♪😊