それゆけ

思い出話や失敗談などを綴った企画です。

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(※ 2015.6.20 LINEBLOG投稿) 

~第3回~

るるっぱが子供時代、家にはおばあちゃんがいました。 


祖母は実は後妻さんで、父と血縁関係はありませんでした。 


小学3年生くらいだったか… 

遊びにきていた、伯母さん(父の姉)に 

おばあちゃん05
 
いきなり言われて、びっくりしました。 

でも…血がつながってなくても 、うちのおばあちゃんに変わりありません。 

おばあちゃん04

父は4人兄弟の末っ子でした。 

おばあちゃん03
 
まだ父が赤ん坊の時に実母が他界し… 

物心ついてからの継母に、伯父さんは慣れず
「面倒はみない!」と、宣言していたそうです。 

その伯父さんの借金のせいで、実家は手放すことになり
母の花嫁道具は取られたり…散々だったらしいのですが。 


父と母が結婚した頃、祖父も他界ーー 


新婚夫婦と祖母の同居が始まりました。 


そして 


最期まで母が、家で祖母の面倒を見ました。 

父は亭主関白だったので、母は仕事に家事に介護に…と忙しく
殆ど子供の頃、母と会話をした記憶がありません。


祖母は家でもお着物なキリッとした人でしたが
晩年はずっと寝たきりで…。


父の名は忘れても、孫の私の名前は忘れなかった。 

どちらかというとコワイおばあちゃん(近所の子達にも怖がられてた…)でしたが 
私は可愛がられてたんだなぁ、と。 


ある日、祖母の部屋に妹が居ました。 

妹のことも、姉(私)の名前で呼ぶ祖母に健気に声をかけていました。 

おばあちゃん06
 
縁起でもないこと言って!と、少し腹立たしくもあり…
「何言ってるの?!」と、私は軽く妹を茶化しました。 

妹みたいにどうして素直に伝えられなかったのでしょう? 
すぐに後悔することになります。 


ーー翌日、学校帰り 

家の通りの角で、言いようのない不安が… 

おばあちゃん01
 
祖母の死を私は悟りました。 

おばあちゃん02
 
心臓バクバクしながら家につくと…もう安らかな顔で。 

今でも不思議です。
 
虫の知らせ? 第六感?? 


なので、うちのお墓には2人のおばあちゃんが眠っています。 
おばあちゃん、どうか2人仲良くしてますように…(笑) 


元気だった頃の祖母は、ご近所さんとお茶をすると 
母の居ない所で、いつも母を褒めていて 

ご近所さんは「あんなお姑さんになりたいわ」と、思ったそうです。 


きっと、おばあちゃんは心から母に感謝してたんだと思います(●´ω`●) 
 

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